概要


今から60年ほど前、日本中の山でスギ・ヒノキが植林されました。しかし木材の価格減少に伴い多くの人工林が放置されるようになりました。本来は適切に間伐を行わなくてはなりませんが、放置された森は光が入らず真っ暗になり、他の植物が生えないため土がやせて保水力も落ち、土砂災害や洪水を引き起こす原因となっています。


森林整備を進めるためには間伐をすることで多少でも収入が得られる仕組みが必要です。そこで額田木の駅プロジェクトでは、岡崎市内の森林から間伐された材を1トン6,000円で買い取り、地域の森林整備を推進しています。


従来の林業では3m・4mもある木材を扱うために大型機械が必要で敷居が高いものでしたが、額田木の駅では直径10㎝以上、長さ1m以上の材であれば買い取りをします。つまりチェンソーと軽トラがあれば誰でも気軽に山の手入れをして収入を得ることが出来るのです。


さらに木材買い取りの対価を額田地域の商店でのみ使える地域通貨券「森の健康券」で支払うことで、地域商店の活性化に貢献することも目指しています。